Scrollbackはnode/JavaScript製、GNU Affero General Public Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

Webサイト内でコミュニケーション機能を提供するなら何を使うでしょうか。掲示板、チャット、コメント機能などが考えられます。今回はその一つ、ごく小さなフォーラム機能を提供するScrollbackを紹介します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.26.08_thumb.1382319702.png)](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.26.08.1382319702.png)
作成例。画面下にあるコードを任意のWebサイトに埋め込みます。

[![](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.27.02_thumb.1382319707.png)](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.27.02.1382319707.png)
そしてそのサイトを表示すると、右下にバーが表示されるようになります。

[![](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.27.07_thumb.1382319710.png)](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.27.07.1382319710.png)
クリックするとチャット(フォーラム)ウィンドウが開きます。

[![](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.27.35_thumb.1382319714.png)](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.27.35.1382319714.png)
日本語も送れます。記述すると他のウィンドウはタイトルが変化してメッセージが来たことが分かるようになっています。

[![](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.28.26_thumb.1382319718.png)](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-19 10.28.26.1382319718.png)
ユーザ名の変更も可能です。

Scrollbackはフォーラムというよりもチャット機能に近いシステムになります。URLごとに分かれる訳ではなく、縦断的に使えるのでサイト全体でチャットを提供するのはもちろん、ページごとにチャットルームを分けて使うこともできるでしょう。

ページ内埋め込み型のチャットシステムはこれまでには多数存在しましたが、なかなかうまくいかないのが実情です。メディアやブログなどにおいてはコンテンツを読むのがメインであり、コミュニケーションは求めていない人の方が多いのです。

Scrollbackの使いどころとしてはSaaS系のサポートシステムが考えられます。ユーザのアクションをリアルタイムで補足するようにすればどこで詰まっているか知ることもできるでしょう。Amazonでは最新のKindle Fire HDXにおいて動画チャットサポートを提供します。そういったチャットサポートは需要があるのではないでしょうか。

Scrollback: beautiful micro-forums for open communities.

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