もうずっと見ていたくなりますね。

言葉で言うよりもまず動画を見てもらった方が早いと思います。ということで下記をまずご覧あれ。

東京風速では現在の風速データを東京都環境局環境改善部大気保全課(な、長い…)から取得し、東京都の地図にマッピングしています。風の線が無数に描かれ、滑らかに移動していく様は見ていていやしすら感じられそうです。

[![](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-23 11.24.32_thumb.1382496258.png)](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-23 11.24.32.1382496258.png)
現在の東京の風向き。

[![](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-23 11.32.56_thumb.1382496264.png)](http://images.moongift.jp/2013/10/Screenshot 2013-10-23 11.32.56.1382496264.png)
窒素酸化物をオーバーレイしています。

風速データだけでなく、温度や湿度、窒素酸化物やPM2.5といった化学物質の状態も同時にマッピングできるようになっています。そういった化学物質などがどう移動していくかも風向きによって判別できるのではないでしょうか。

さらにギャラリーとして雷雨や台風26号の時の様子を再現したりする機能もあります。台風というと全体が大荒れに思えますが、場所によっては風速が緩いスポットがあったりします。そういった情報も数値からは読み取りづらく、地図を使ってビジュアル化したからこそ分かるのではないでしょうか。

正確な情報を把握するためには数字は必須ですが、刻々と変化していく中では数値だけではなくビジュアル化、グラフ化によるトレンドを推し量れるようにするのが大事だと思います。特に気象データのような膨大なデータ量になれば、一つ一つの数字を追いかけていても状況が見えてこないでしょう。

膨大なデータがあるならば、それをビジュアル化する方法を考えてみましょう。地図に限らず様々なグラフが存在します。それらを使うことで今まで知らなかったデータの変動が見えてくるはずです。

東京風速はnode/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(Apache License 2.0)です。

東京風速

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