どこでも読める。Web/ePub両方を生成「EPUB3 Sliderizer」
EPUB3 SliderizerはBashスクリプト製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。
電子書籍はePubファイルとして生成されますが、その中身はXHTMLで記述した後Zip圧縮されています。なので解凍すればWebブラウザでも読める形式なのです。そこでWebブラウザと電子書籍リーダー両方にフレンドリーなEPUB3 Sliderizerを紹介します。
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こちらはWebブラウザ版。目次です。
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アニメーション機能もついています。可読性高いですね。
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ズームやパン、キーボードショートカットが備わっています。
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Markdownがサポートされています。これは嬉しい!
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Animate.cssサポート。
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こちらはePub版。端が飛び出してしまっているのが残念ですが、ちゃんと読めます。
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対応していない文字は化けてしまうようです。
EPUB3 Sliderizerはスライド的なWeb、電子書籍に最適なように見えます。勉強会などの発表資料をWebで公開しつつePubでもダウンロードできます、なんてすると素敵かも知れませんね。
ePubファイルはWeb技術の延長ながらどうも敷居が高くなってしまっています。そこでEPUB3 Sliderizerのようなツールが登場すれば既存のWebサイトをそのまま電子書籍化できて便利です。コンテンツも無制限に増えていくでしょう。
Webブラウザで読むのに最適なドキュメントもあれば、電子書籍の方が良い場合もあります。APIドキュメントは後者でしょう。ブログも記事によっては後者のが良いかも知れません。それらのツールをうまく使いこなせばより読まれる環境を広げられるはずです。