iOSの一歩進んだ不具合報告「BARK」
BARKはObjective-C製、iOS用のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
ソフトウェアにはバグが付き物です。それは人が作っている限り、決して逃れられません。問題はそれをいかにうまく収集して改善につなげるかでしょう。今回はBARK(Better App Reporting Kit)、アプリ不具合報告ライブラリを紹介します。
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デモアプリです。シェイク操作で不具合発生をデモします。
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メールで送る、またはGitHubの課題として登録するのどちらかが選択できます。
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メールを選んだ場合。メールの文面はカスタマイズできます。
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スクリーンショットを自動的に付与します。
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GitHubの場合はログインが必要です。
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タイトルなどが入力できます。
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マイルストーンの入力も行えます。
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後は課題の種類を指定して、最後に作成すれば完了です。
BARKはクラッシュレポーティングではなく不具合報告を行うためのツールと言えます。GitHubを使った報告は解発チームの一員や、オープンソースの場合に有効でしょう。メールによる報告はリリース後の不具合連絡に使えそうです。
MOONGIFTはこう見る
不具合の報告というのは非常に難しいです。まず利用者は報告してくれません。使いづらいと思ったら、そのままフェードアウトします。さらに報告してくれるありがたい利用者であっても報告内容が断片的で役立つ情報になるかは分かりません。
だからこそ報告する際のフォーマットを定型化したり、より報告をしやすい方法にしなければなりません。ただ闇雲に報告を授受するのではなく、その後のフローも考えた上で進められるようになっていると理想的です。