二つのドメイン間の表示差分をチェック「wraith」
wraithはRuby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
Webサイトがリニューアルしたりちょっと表示を変更したりした際にそれをチェックする術があると便利です。今回はBBCニュースが開発したwraithを紹介します。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.21.19.1375706522.png)
インストールは一行のコマンドを実行するだけです。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.23.25.1375706525.png)
設定を作成した後はrakeコマンドを実行するだけです。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.27.44.1375706528.png)
指定したURLの画像保存が終わるとその差分をチェックします。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.26.12.1375706531.png)
このようにちょっとだけ表示が違うのが分かります。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.26.34.1375706534.png)
ブラウザベースで見た場合もちょっとだけ異なるようです。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.27.09.1375706536.png)
こちらが取得したファイルの一覧。多様な画面幅に合わせて画像が取得されています。
wraithは二つのドメイン、複数のパスに対してその表示差分をチェックできます。異なる部分は青い色で表されます。基本的にはGoogleのような国際的サイトがターゲットになりそうです。画面幅は320〜1280pxまで数多くのサイズで取得されますのでレスポンシブなサイトの表示チェックにも使えそうです。
MOONGIFTはこう見る
Webサイトは今見ているものがいつまであるか分かりません。管理者側で削除してしまえばそれで終わりです。それを防ぐためにインターネットアーカイブがあったり、Web魚拓のようなサービスが存在します。
スクリーンショットを撮っておくだけでも時間の経過に伴う変化が追えて面白いです。これは他人のサイトに限らず、自分で管理しているサイトについても同様です。定期的に画像で保存しておくと後で振り返った時に面白いでしょう。