これは凄い!RubyでPhotoshopファイルを解析「PSD.rb」
PSD.rbはRuby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
Webやアプリのデザインの際にPhotoshopを使う事がよくあります。そんな時に出来上がった画像を分析してコーディングに落とし込んだりします。それの自動化さえできるようになるのではないかというライブラリがPSD.rbです。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.05.50.1375706420.png)
インストールはRubygemsで行えます。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.06.29.1375706423.png)
適当なPSDファイルを読み込んでparse!を実行します。trueが返ってくれば解析完了です。処理はファイルサイズにもよりますが結構重たいです。
[](http://images.moongift.jp/2013/08/Screenshot 2013-08-05 10.12.24.1375706426.png)
treeで木構造を出力します。こちらもファイルが大きければ膨大になります。
PSD.rbでは構造、サイズ、レイヤー/フォルダサイズと名前、フォントデータ、カラーモード、ベクターマスク、フラットな画像データなどが読み取れます。Photoshopのファイルを使ったサービスが捗りそうです。
MOONGIFTはこう見る
Photoshopで作成したデータからWebサイトのコーディングデータを起こすサービスがありますが、まさにこうした解析結果から行っていると思われます。人が眼で見て落とし込んでいる作業であれば、システムによって自動化させられる可能性は十分にあります。
Photoshopは写真編集が主な用途ですが、IT系デザイナーの中では他にも様々な用途で使われています。そうした中で感じていたストレスがPSD.rbによって一気に解放される可能性があるということです。非常にわくわくさせられるソフトウェアです。