Web上でユーザが自由に集計できるピボットテーブルを実現「pivottable」
pivottableはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
Excelなどの表計算で便利な機能として知られるピボットテーブル。集計の項目やその計算をユーザが自由に変更して結果を確認できます。それをWeb上で表現できるのがpivottableです。
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サンプルです。県と班ごとのカウントが並んでいます。数が多い所はヒートマップ調に色がついています。
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棒グラフに変更。
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横軸をさらに班ごと、性別ごとに分類。
[](http://images.moongift.jp/2013/06/Screenshot 2013-06-26 15.16.09.1372228160.png)
縦軸を年齢ごとに。
[](http://images.moongift.jp/2013/06/Screenshot 2013-06-26 15.16.19.1372228165.png)
性別、年代ごとの集計に変更。これらを簡単に切り替えられます。
[](http://images.moongift.jp/2013/06/Screenshot 2013-06-26 15.16.47.1372228169.png)
項目ごとのデータ件数も確認できます。
pivottableでは元データはJSONで記述された配列になっています。それらを読み込んでテーブルに表示します。テーブルや項目名の抽出も自動で行われます。システムからはJSONを出力するだけで良く、後はpivottableに任せてユーザが自由に集計できるようになっています。
MOONGIFTはこう見る
リアルタイムな集計というのはとても面倒です。予め条件を決めて、バッチで集計を行うならばさほど難しくありませんが、ユーザの要望は時として変わるものなので、その度に条件を変更していてはとても面倒なものになります。そこでCSVでデータをダウンロードして、後はExcelにおまかせというのが良く行われる方法になっています。
しかしpivottableを使えばある程度の集計はユーザサイドでこなせるようになりそうです。もっと大規模なデータ量であればビッグデータとしてBigQueryなどを使うのが良いのではないでしょうか。社内の機密データで、ダウンロードして集計して…では時間がかかりすぎるといった不満を解消するのにはpivottableは最適に感じられます。