node.jsを組み込んでローカルアプリケーション風に動作「node-webkit」
node-webkitはWindows/Mac OSX/Linux用のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
nodeは一般的にサーバサイドの技術で、サーバを立ててその上で実行されます。しかしnode.jsを使ってクライアント向けのアプリケーションが作れたらとても便利そうです。そんな夢を実現してくれるのがnode-webkitです。
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こちらはデモアプリ。ブラウザはChroniumになります。
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こんな感じでHTML/JavaScript/CSSで作ったアプリケーションを実行できます。
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実行結果です。面白いのはJavaScriptではなく、node.jsのライブラリを組み込めることでしょう。
node-webkitはnpmで組み込む類のソフトウェアではありません。Chroniumをベースにnodeを動かせるように組み込んだソフトウェアです。Windows/Mac OSX/Linux向けに単体アプリケーションとしての配布もできます。Webアプリケーション風に作れるのでこれまでに培った技術を使ってアプリケーションが開発できるようになるでしょう。
MOONGIFTはこう見る
従来からスクリプト言語をローカルアプリケーションとして実行する類のソフトウェアは存在しました。その際にはGnomeやQtなどのGUIツールキットを使うのが一般的で、そのために画面がちょっともっさりした動作になってしまってしまうことがありました。
node-webkitの場合はChroniumをベースとして、WebKitベース(ブラウザベース)で動作するアプリケーションになります。UIについてはCSSフレームワークを使えばリッチに仕上がるでしょう。まさに今風な仕組みと言えます。