Gitリポジトリを解析して貢献度を出力「graf」
grafはRuby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
プロジェクトの開発において誰が一番貢献しているか測定するのに簡単な方法があります。それはコミット回数の測定です。Gitリポジトリを使っているなら試してみたいのがgrafです。
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とあるプロジェクトの例。一人でコミットし続けているとこのようになります。
[](http://images.moongift.jp/2013/07/Screenshot 2013-07-16 11.01.29.1373946079.png)
別なプロジェクトの場合。複数人でコントリビュートしていると、ユーザごとに出るようになります。
grafはローカルのGitリポジトリを分析して、ユーザごとのコミット数を出力します。マシンごとに別なユーザ名を設定したりしていると分かれて出力されるようです。プロジェクトの貢献度を可視化すると面白いデータがとれるかも知れません。
MOONGIFTはこう見る
一概にコミット数が多い=貢献度が高いという訳ではありませんが、それでも一つの基準にはなります。WebKitのコミット数も最初はApple主導でしたが、Chromeが登場して以降はGoogleの開発者によるコミットが増えていきました。そして最終的にBlinkという別プロジェクトへ移行する結果になっています。
grafは今のところリポジトリ全体に対するコミット数しか出せませんが、これが期間をしぼれるようになって先週の貢献度などで出力できるとチームのモチベーション向上にも繋げられるのではないでしょうか。