s3_websiteはRuby製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

Webサイトを管理する場合はどこにホスティングするのが良いでしょう。もし静的なサイトであれば意外と良い選択肢になりそうなのがAmazon S3です。そこで使ってみたいのがs3_websiteです。

[![](http://images.moongift.jp/2013/07/Screenshot 2013-07-09 11.33.21_thumb.1373433574.png)](http://images.moongift.jp/2013/07/Screenshot 2013-07-09 11.33.21.1373433574.png)
インストールはRubygemsで簡単にできます。ついで設定ファイルを作成します。s3_website cfg createを実行すれば設定ファイルが生成されます。

[![](http://images.moongift.jp/2013/07/Screenshot 2013-07-10 10.54.27_thumb.1373433579.png)](http://images.moongift.jp/2013/07/Screenshot 2013-07-10 10.54.27.1373433579.png)
ファイルを作成したら、s3_website pushを実行します。これでファイルがアップロードされました。

[![](http://images.moongift.jp/2013/07/Screenshot 2013-07-10 10.48.25_thumb.1373433582.png)](http://images.moongift.jp/2013/07/Screenshot 2013-07-10 10.48.25.1373433582.png)
無事アップロードされています。

s3_websiteではpublic/outputフォルダ以下にあるファイルを自動アップロードしてくれます。つまりフォルダ階層を分けておくことでMarkdownで書いてコマンド一つでHTMLに変換し、その結果をS3にアップロードなんてことも出来る訳です。細かなカスタマイズもできて非常に便利で面白いソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

個人的にはs3_websiteとHexoを組み合わせてブログにしようと考えています。コメント機能はFacebookのコメントボックスを使ったり、Discusを使っても良いでしょうし、動的でなければならない要素というのは意外と多くありません。静的であれば表示も速いですし、セキュリティ的にも安全です。

サーバサイドのシステムを使うのが当たり前になってきた現在、逆に注目されるのは静的なWebサイトというのは非常に皮肉に感じますが、逆に考えればJavaScriptやWeb APIの発展によって自前で動的なシステムを持つ意味合いがなくなってきたということかも知れません。なおS3では今現在独自のSSL証明書は使えませんのでご注意ください。

laurilehmijoki/s3_website