YLTapPatternRecognizerはiOS用、Objective-C製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

スマートフォンの機能をロックして、それを解除する方法には幾つか存在します。有名なところではソフトウェアキーボードによる入力や、特定のパターンで指を動かすなどがあります。今回はもっと面白い、タップパターンを読み取るYLTapPatternRecognizerを紹介します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/07/2013-07-16 22.58.56_thumb.1373983281.png)](http://images.moongift.jp/2013/07/2013-07-16 22.58.56.1373983281.png)
ロック画面です。この時点では機能を使えません。

[![](http://images.moongift.jp/2013/07/2013-07-16 22.58.52_thumb.1373983284.png)](http://images.moongift.jp/2013/07/2013-07-16 22.58.52.1373983284.png)
猫踏んじゃったの最後の部分に合わせてタップするとロックが解除されます。

YLTapPatternRecognizerではタップすれば良いという訳ではなく、shave and a haircutのリズム(猫踏んじゃったの最後の部分)に合わせてタップする必要があります。タップのパターンはカスタマイズできます。非常にユニークなロックシステムと言えるのではないでしょうか。

MOONGIFTはこう見る

タップパターンでのロック解除というのは、画面のタップ場所によらないので画面を見ずに操作できるのが大きなポイントです。スマートフォンの大きな欠点の一つは画面を見ないと操作できない場合が多い事です。

Siriは音声操作の可能性を秘めていますが、まだまだ画面を全く見ずにできるレベルではないと思います。個人的にはこの見ないで操作できるというのはウェアラブルコンピューティングの一つの可能性だと思っていますので、注目したい技術です。

ejensen/YLTapPatternRecognizer · GitHub