わずか30日で作られた高性能オフィススイート「Joeffice」
JoefficeはWindows/Mac OSX/Linux用、Java製のオープンソース・ソフトウェア(Apache License 2.0)です。
オフィススイートと言えばまず思いつくのがMS Officeかも知れません。オープンソース好きな人にとってはOpenOffice.orgやLibreOfficeも知っているでしょう。また、クラウド好きならばGoogleドキュメントもあります。そんな中、今回はJavaを使って30日で作られたというオフィススイートJoefficeを紹介します。
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対応プラットフォームはWindows/Mac OSX/Linuxです。インストーラーもついています。なおJavaは1.7系が必要です。
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起動しました。まずこちらはドキュメント。拡張子はdocxです。ファイルはMS Officeと互換性があるようです。
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表計算。といっても値を入力したりフォーマットを変更する程度で計算式は認識されないようです。
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プレゼンテーション。シンプルですが、プレビューもあります。
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DB。H2を使います。Access的位置づけと言えそうです。
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キーマップ設定。NetBeansなどのプロファイルが登録されています。
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ローカライズに日本語の選択肢はありませんでしたが、ラベルの表示は日本語化されています。
Joefficeは既に存在するJavaのライブラリを組み合わせて構築することでわずか30日間でこれだけの高品質なオフィススイートを作り上げたとのことです。タブベースのオフィススイートなので、様々なタイプのドキュメントを素早く使い分けられるのが魅力です。
MOONGIFTはこう見る
Joefficeは確かに30日間でここまで作れてしまったという点において注目に値します。しかしMS Officeの牙城を崩すにはここからが相当大変な道のりになるでしょう。既にOpenOffice.orgなどが味わっている通り、単純に機能を真似ているレベルでは乗り換えは進みません。
すべきこととしては、何か一つの特徴をもって一点突破するということでしょう。全ての機能を置き換えるのではなく、表計算や簡易データベースのところを狙っても面白いかも知れません。既に社内にはオフィスが浸透している以上、そういったこれまでと異なる視点で攻める必要があるでしょう。