Xcodeで意味不明なエラーが出たらDerivedDataを削除しよう「DerivedData Exterminator」
DerivedData ExterminatorはMac OSX用のオープンソース・ソフトウェア(2-clause BSD lisence)です。
Xcodeで開発している時にビルドは失敗するしクリーンもできないし、仕方なくDerivedDataがあるディレクトリにいってプロジェクトのIDを見つけてフォルダごと削除…なんて面倒なことをした経験はないでしょうか。そんな不満を解消してくれるのがDerivedData Exterminatorです。
[](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-20 11.54.41.1369053591.png)
インストールするとXcodeの右上にClear DerivedDataというボタンが追加されます。
メニューにも項目が追加されます。これをクリックすると開発中プロジェクトのディレクトリが削除されます。
機能は至って単純で、プロジェクトのDerivedDataフォルダを削除するのみです。全てのプロジェクトのフォルダを削除する機能もありますが、これはほぼ使うことはないでしょう(よっぽど容量が逼迫したときくらいでしょうか)。ちょっとした操作ではありますが、最もイライラした時に必要な機能なので予め準備しておくと良いかも知れません。
MOONGIFTはこう見る
作者はきっとXcodeで開発を行っている時にこの現象に遭遇し、相当いら立ちを感じたのでしょう。しかしそこで不満げに作業して終わるのではなく、ボタンとしてツール化してしまったのがユニークな所です。こういった発想の転換は個人的に大好きです。
もし自分がイライラする場面に遭遇したならば、その何倍もの人たちが同じ感情を抱いているはずです。だからこそ解決策をブログに書いたり、ツール化すると注目を集められます。イライラしているだけでは、その先にある金脈に気付けないかも知れませんね。