Railsプロジェクトをマイグレーションする際の指標に「RailsDiff」
RailsDiffはRuby on Railsのバージョンごとの差異を表示してくれるソフトウェアです。
Ruby on Railsを使って開発していると、活発なフレームワークの開発に伴ってバージョンを追従するのが大変になります。特にマイナーバージョン以上が上がるとマイグレーションが困難です。そこで使ってみたいのがRailsDiffです。
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Rails 3.2.12から3.2.13へ変更する場合は大きな変更の必要はないようです。
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3.1.12から3.2.13へ変更する場合は変更範囲が大きいのが分かります。
RailsDiffを使うとあるバージョンから別なバージョンに乗り換える際に何が変わっているのかをチェックできます。これによりどんな設定が追加されているか、削られているかチェックできればマイグレーションの目安になるはずです。
RailsDiffはRuby製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。
MOONGIFTはこう見る
Rails関係で2.1系から3系へのバージョンアップといった記事を良く見かけます。そういった類のチェックがRailsDiffで容易にできるようになります。Ruby on Railsはバージョンが上がるのに伴って新しい技術が次々に取り込まれているので、できれば最新バージョンを追いかけたいでしょう。
特に古いバージョンを残しておくと、別なプロジェクトで新しいバージョンを使った時にメンテナンスがとても難しくなります。できれば古いプロジェクトもマイグレーションし、バージョンを追従したいところです。ただしバージョンが上がるのに伴って動作が重たくなっているという問題点もあるので注意が必要です。