複数バージョンのMySQLをインストールして切り替える便利スクリプト「mysqlenv」
mysqlenvは異なるバージョンのMySQLをインストールしたり切り替えられるインストーラーです。
最近プログラミング言語はrvmやnodebrewなどユーザ環境下でインストールできてバージョンの切り替えが簡単に行えるものが流行っています。そんな環境切り替えをMySQLでも行えるようにするのがmysqlenvです。
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インストールします。
[](http://images.moongift.jp/2013/05/Screenshot 2013-05-01 13.28.11.1367389121.png)
installコマンドで指定したバージョンのMySQLがインストールできます。
mysqlenvが対応しているのは3.23、4.0、4.1、5.0、5.1、5.5、5.6系となっています。特に5.5系はMariaDB、Percona、Twitterが選べるようになっていますので、それぞれのDBの特性をチェックするのに使えそうです。起動や停止、切り替えはコマンドから簡単にできます。
mysqlenvはBashスクリプト製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。
MOONGIFTはこう見る
今から新規でサービスを立ち上げる際に3または4系や選択するということはないと思いますが、既に存在するサーバの場合は話が違います。これまで3系で動かしてきたサービスがDBを切り替えてもちゃんと動くかどうかテストする際にmysqlenvのような環境切り替えツールは役立つでしょう。
MySQL5.5ではOracleの買収もあって、MariaDBをはじめとする派生版が幾つか登場しています。TwitterやPerconaではSSDに対する考慮も行われているようです。そうした環境下で使う際にどれくらいのパフォーマンスの違いがあるかチェックしてみるのは面白そうです。