WebRTCを使ってファイルを送受信「webRTC Copy」
webRTC CopyはWebRTCを使ってチャットやファイルの送受信ができるWebチャットシステムです。
WebRTCは主に動画チャットや音声通話など多少の劣化があっても許されるようなデータを授受するのに向いていますが、今回はWebRTCを用いたファイル共有であるwebRTC Copyを紹介します。
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トップページです。最初に部屋を作ります。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-01 10.59.26.1364822342.png)
次にニックネームを決めます。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-01 10.59.33.1364822346.png)
部屋ができました。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-01 11.01.38.1364822349.png)
他のユーザがファイルを送ってきています。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-01 11.01.45.1364822353.png)
自動ダウンロードもできます。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-01 11.03.08.1364822358.png)
チャットは日本語が使えます。
WebRTC CopyではWebRTC上にファイルデータを送受信します。データはサーバサイドにストアされる訳ではなく、元々受け取ったデータをWebブラウザ上に保存する仕組みになっているようです。まるでIMのような使い方ができるようになりそうです。
WebRTC Copyはnode.js/JavaScript製、Creative Commonsのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
WebRTCでは元々P2Pによるファイル共有も想定されています。データのロストが起きても大丈夫な仕様となっているので、データの厳密性を求める場合には向かないと思っていたのですが、データがロストした際にリトライできるようになっていれば大きな問題はないようです。
Webチャットでも同様の仕組みはできないことではないですが、サーバサイドを介さずにできるという点が利点であると言えます。クライアント同士の相互データ授受がうまくできれば、HTTPの現状の姿を打ち破るように仕組みさえできるかも知れません。