すごい!mrubyをJavaScriptに変換してWebブラウザ上で実行「webruby」
webrubyはWebブラウザ上で動作するmrubyです。
mrubyは組み込み用として開発されたミニマムなRuby実行環境ですが、ミニマム故に使いどころが色々とありそうです。今回はなんとWebブラウザ上で動作するmruby、webrubyを紹介します。
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WebGLを使うデモ。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-08 17.06.50.1365409352.png)
結構ぐりぐりと動きます。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-08 17.07.09.1365409358.png)
FPSも53とあって滑らかです。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-08 17.09.41.1365409364.png)
こちらはirbです。コードを書いてその場で実行して結果を得られます。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-08 17.11.19.1365409369.png)
確かにちゃんと記述できます。
[](http://images.moongift.jp/2013/04/Screenshot 2013-04-08 17.12.06.1365409372.png)
普通にmrubyです。
以前に紹介したJsMrubyの場合は機能拡張としてインストールされるものでしたが、webrubyの場合はemscriptenを使ってmrubyのソースコードをJavaScriptに変換しているのが特徴です。まだまだおもちゃレベルとのことですが、今後発展すると面白いプロジェクトになりそうです。
webrubyはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
MOONGIFTはこう見る
Emscriptenは非常に面白いソフトウェアです。Cで書かれている様々なソフトウェアがJavaScriptに変換されて動作しています。速度的に全く問題がないという訳ではありませんが、まずは動作するからこその次の可能性が見えてくるのではないでしょうか。
現在はJavaScriptのみがクライアントサイドで動作する現状ですが、Flash(ActionScript)やJavaアプレットのように他の言語についても選択肢があって然るべきです。とは言えGoogle押しのDartですら実装は難しいと思われる現在、プログラミング力をもって解決するのが面白いのかもしれません。