stream.mはHTML5対応のWebM動画ストリーミング配信サーバです。

MPEG陣営に押されてなかなか普及しないWebMですが、オープンなフォーマットであって自由に使えるのは魅力です。そこで今回はWebM動画を使ってストリーミング配信を行うstream.mを紹介します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-04 12.24.40_thumb.1362537696.png)](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-04 12.24.40.1362537696.png)
こんな感じでWebM動画をstream.mに転送します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-04 12.20.45_thumb.1362537700.png)](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-04 12.20.45.1362537700.png)
Webクライアントも付属しています。

stream.mではまずWebカムや既存の動画を受け取る必要があります。一つの手段としてFFMPEGを使い、WebMに変換した結果をstream.mに転送します。後はstream.mにWebブラウザや動画プレーヤで接続し、ストリーミングによる動画配信を受け取るという仕組みです。stream.mの一つの魅力はHTML5対応であるということです。

stream.mはJava製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。

MOONGIFTはこう見る

動画の配信についてはここ5年程度で一気に技術革新が進んだように思います。最初はYouTubeによるネットワーク帯域の陳腐化があり、さらにUstreamやニコニコ生放送によるライブストリーミングの一般化、最近ではVineなどのごく短い動画配信にも注目が集まっています。

stream.mはさらに配信サーバ自体を自前で持てるようになります。仕組みとしては単純だと思いますので、その気になれば誰でも放送主になることができます。Ustreamなどで一定の知名度を高めた後に独自のチャネルを持ちたいと考える方にとって最適ではないでしょうか。

stream-m - A HTML5 compatible WebM live streaming server - Google Project Hosting