SlowmoJSは記述したJavaScriptを一行ずつ実行し、その結果を出力するライブラリです。

JavaScriptをデバッグする際にはconsole.logを使うのが一般的です(一部のIDEではブレークポイントもありますが)。しかし今回はJavaScriptを一行ずつ実行させられるライブラリ、SlowmoJSを紹介します。

[![](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-13 15.55.00_thumb.1363165621.png)](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-13 15.55.00.1363165621.png)
実行例。お分かりでしょうか。上に書かれたコードを一行ずつ評価して、その際の変数の値を出力しています。

[![](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-13 15.57.05_thumb.1363165624.png)](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-13 15.57.05.1363165624.png)
関数を作った場合も同様です。

SlowmoJSではprintという命令を使って出力を行えます。書いたコードがリアルタイムに評価され、その結果が表示されていくというのは非常に面白いです。ぜひお試しを。

SlowmoJSはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

今はWebインスペクタやChromeのDeveloper Tool、FirebugといったJavaScriptのデバッグツールが拡充されているので開発はとても楽になっています。しかしより大規模な開発をサポートするためにはIDEレベルの機能が必要になるのではないでしょうか。

ブレークポイントやステップイン、ウォッチ、ブラウザ上での編集をローカルのファイルに反映する仕組みなど欲しい機能がたくさんあります。Firebugがデバッガの流れを作ったのと同様、まだまだ探求できる余地はありそうです。

SlowmoJS

toolness/slowmo-js · GitHub