デスクトップでもタップ、スワイプアクションを「DeepTissue.js」
DeepTissue.jsはスマートフォン/デスクトップ双方でタップ、移動、スワイプのイベントが取れるようになるJavaScriptライブラリです。
スマートフォンではマウスなどのクリックではなく、ディスプレイのタッチによってイベントを実行します。その差異を吸収してくれるjQueryのような存在もありますが、今回は特にイベントに特化したDeepTissue.jsを紹介します。
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タップ系。シングルタップ、ダブルタップそしてタップホールドがサポートされています。
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移動系。タップしたままオブジェクトを移動させられます。さらに垂直、水平移動が可能です。
[](http://images.moongift.jp/2013/03/Screenshot 2013-03-07 10.19.14.1362709928.png)
スワイプ。動かすとその動いた分のピクセル数が表示されます。
DeepTissue.jsを使うとスマートフォンでよくあるような操作イベントがデスクトップのブラウザでも使えるようになります。透過的に扱えれば、レスポンシブWebデザインを適用している際にも同じ機能だけで事足りるので便利そうです。
DeepTissue.jsはJavaScript製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。
MOONGIFTはこう見る
それjQueryで、という意見はよく聞きますがちょっとした機能を実現するためだけにjQueryを入れるというのは良いことではありません。特にスマートフォンのようにネットワークがそれほど強力でなかったり、実行速度がデスクトップほど速く場合はそうでしょう。
jQueryやそれに類するフレームワークで便利な機能があったとすれば、その機能だけを他のライブラリに依存せずに機能させるライブラリのニーズも存在すると言えるでしょう。重厚で全てをまかなえるライブラリも便利ですが、反対にライトで目的を手早く達成できるライブラリも需要があります。