Seleniumを使ったiPhoneアプリの自動操作テストツール「Appium」
AppiumはiOSのテストを自動化するSeleniumを使ったテストツールです。
iOSのテストはユニットテストが基本と思われます。実際の操作については人が細かくテストを行っているのではないでしょうか。その面倒なUIテストを自動化してくれるのがAppiumです。
[](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-06 15.56.41.1360152461.png)
実行中です。
[](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-06 15.56.58.1360152465.png)
文字の入力などは自動で行ってくれます。
[](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-06 15.57.24.1360152469.png)
テストコード。
AppiumはテストコードをJava/Ruby/PHP/node.js/Pythonで書くことができます。さらにSeleniumを使って開発されているのも特徴です。テストは分離しているため、既存のアプリに何らかのSDKを組み込んだりする必要はありません。近く、Androidもサポートされるそうです。
AppiumはMac OSX用のオープンソース・ソフトウェア(Apache License 2.0)です。
MOONGIFTはこう見る
iPhoneを自動操作してテストを行ってくれるソフトウェアは幾つかありましたが、ようやく本格的なものが出てきたという感があります。特にアプリのコードと分離しておけるのがメリットかもしれません。また、テストコードの記述に好きな言語を選べるのもメリットです。
iPhoneアプリは画面遷移の順番によって内容が変わったりしてテストをするのが人の目で行っても非常に大変です。しかしコードを書くことでテストを定義できるとすれば、アプリの仕様を明確化するという目的にも使えるかもしれません。