CriticMarkupはMarkdownやHTMLファイルを差分表示するマークアップと関連ツールです。

Markdownはライトなマークアップ言語ですが、文章を書くだけでなく編集作業においても役立てようと言う試みがCriticMarkupです。

[![](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-13 14.49.09_thumb.1360738394.png)](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-13 14.49.09.1360738394.png)
HTML出力した例です。差分が表示されています。

[![](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-13 14.49.12_thumb.1360738397.png)](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-13 14.49.12.1360738397.png)
こちらがオリジナル。

[![](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-13 14.49.16_thumb.1360738399.png)](http://images.moongift.jp/2013/02/Screenshot 2013-02-13 14.49.16.1360738399.png)
こちらが変更後。

https://vimeo.com/59450609 デモ動画です。

CriticMarkupでは文字の追加と削除、変更、コメント、ハイライトを独自のタグで指定します。それを変換することで差分、オリジナル、変更後のテキストを表示できるHTMLが生成されます。対応フォーマットはMarkdown/HTML/MultiMarkdownとなっています。有名なテキストエディタ向けのプラグインが提供されており、BBEdit、Sublime Text、TextExpanderなどで容易に入力ができるようになっています。

CriticMarkupはPython製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

単純に考えるとMarkdownファイルをバージョン管理に追加して、アップデート後の差分をチェックすれば良いように見えます。ですがそれは非プログラマな人にとっては相当敷居が高いでしょう。テキストファイルのみで添削すれば良いだけの方が手軽です。

IT技術を習得すれば生産性が高まることは多々ありますが、それらは大抵リテラシーの高い層をターゲットにしています。視点を変えるとリテラシーの低い層でも同じような技術が使えるようにするソフトウェアややり方が願われているということもできるでしょう。そこにチャンスがありそうです。

CriticMarkup

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