Webサイトのモックアップ開発にもRailsばりのパワーを「Serve」
ServeはERBやSassなどを取り込んだワイヤー開発フレームワークです。
Ruby on RailsはWebシステムを素早く開発できますが、それでもモデルやコントローラーを作っていたらモックアップを作成するよりは時間がかかります。とは言えテンプレートを使ったり、Sassは使いたい…そう思う方におすすめなのがServeです。
ServeはRailsからコントローラやモデルを抜き取ったようなソフトウェアです。ERBやHamlを使い、SassやCompassを使ってCSSを組みやすくします。テンプレートを使えば繰り返し部分の処理などがとても容易になるでしょう。Railsアプリケーションのモックアップに最適と言えます。
ServeはRuby製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
MOONGIFTはこう見る
Serveはいわばデザインファーストを実現するためのフレームワークと言えます。従来デザインだけであれば静的なHTMLで事足りたのですが、Webシステムを作る際にはどうしてもDBの力を使った方が速いケースがあったり、フッターなど全体に関わる修正を行う場合にはテンプレートにしたくなったりします。
さらに作ったHTMLファイルから実際のシステムにする際に一から作り直しではもったいないですが、Serveを使えばERBなどをそのまま活かしてシステムに使えます。デザインとシステム開発の手間を双方に減らせる面白い試みです。