sessionStorageはHTML5非対応のWebブラウザでもsessionStorageを使えるようにするライブラリです。

HTML5の機能の一つ、Web Storage。その一つであるsessionStorageをレガシーなWebブラウザでも使えるようにするソフトウェアがsessionStorage(名称が紛らわしいですが…)です。


最初の画面です。この時点でセッションが開始しています。


26秒経過しています。


別なタブです。こちらでは8秒。タブごとにセッション情報が管理されています。


IE8でも動きます。もちろんタブごとに情報が違います。

使い方は簡単で、sessionStorageオブジェクトに対してsetItem(key, value)でデータの保存、getItem(key)でデータの取得になります。テキストのみ保存できるようですが、データをシリアライズすればサーバとの連携も容易そうです。

sessionStorageはPHP/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

HTML5の最新の機能を使おうと思った時に必ずネックになるのがレガシなーWebブラウザの対応です。シェアは徐々に減っているとは言え、まだレガシー全体を打ち切るには勇気がいると思われます。かといって十分な予算がなければ二パターン作るのは無理でしょう。

この状態はまだ数年は続くと思われます。日本においてはもっと長いかも知れません。そこで必要になるのがモダン、レガシーにおいて透過的に機能を提供するライブラリです。レガシーなWebブラウザでHTML5の機能をどう提供するか、それを考えてみるのは面白いと思います。

HTML5 sessionStorage demo 1

sessionstorage - HTML5 sessionStorage for “every” browsers - Google Project Hosting