jqはターミナル上で使えるJSONパーサーです。

JavaScriptの台頭に伴ってJSONを共通のファイルフォーマットに使うことが増えてきました。システムから取得したJSONファイルの内容を調べる時に使いたいコマンドがjqです。


元のJSONです。


resultsの1つ目だけを出力。


2つ目だけ。


一つ目、さらに項目を指定して出力。


全ての結果、ただし項目を指定して出力。


さらに情報を追加して出力もできます。

jqはMac OSXやLinux向けのコマンドであり、標準出力されたJSONファイルを読み込み、加工した上で出力できます。かつインデントを含めて成形してくれるのでデータの見やすさが格段にあがるはずです。プログラミング言語のライブラリから扱うよりも手軽ではないでしょうか。

jqはC製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

Web APIを使ってデータを確認する場合、必ずそのデータを実際に確認したいと思うはずです。かつてはXMLで苦しみ、今はJSONで苦しみます。システムからは扱いやすい一方、デバッグしたい時には不便な思いをします。全てのデータを目でチェックするのではなく、そのためのツールを使うのが良いでしょう。

後はCUIで確認するのも良いですが、GUIのフロントエンドを使って確認するのもツリー表示でデータを確認できるのでお勧めです。Web APIを使う場合にはこの手のライブラリを必ず用意しておくべきでしょう。また、システム側も受け取ったデータを保存しておくような仕組みを用意しておくと便利です。

jq

stedolan/jq