webRTCの使い方をコードから学ぶ「webRTC.io」
webRTC.ioはwebRTCのデモソフトウェアで、動画/テキストチャットを行います。
HTML5のリアルタイム通信を行うAPIはWebSocketとwebRTCがあります。今回はwebRTCを使った動画チャットソフトウェアのwebRTC.ioを紹介します。
Webカメラにアクセスしています。チャットもできます。本当は複数人で同じURLにアクセスします。
webRTC.ioはあくまでもデモアプリですが、リアルタイムに通信して動画や音声チャットソフトウェアを作る際には参考になるのではないでしょうか。
webRTC.ioはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
MOONGIFTはこう見る
WebSocketとwebRTCの使い分けについては、データの種類によって判断するのが良いようです。WebSocketは厳密にリアルタイム性を保持します。そのため、テキストデータや欠落できないデータを送るのに適しています。対してwebRTCは動画や音声などネットワークの遅延に伴って若干のタイムラグや停止が許されるデータに使うのが良いようです。
webRTC.ioの場合は動画や音声部はwebRTC、テキストチャットはWebSocketを使っているようです。つまり両者は相対する技術ではなく、補完できる関係にあるということです。動画チャットはビジネスの場ではよく使われます。それだけにHTML5だけで実現するというのは新しい可能性を見いだせるのではないでしょうか。