MacGapはHTML/JavaScript/CSSを使ってMac OSXアプリを開発できるフレームワークです。

PhoneGapと言えばApache財団に寄贈され、Apache Cordovaと名前が変わったプロジェクトですが、iOSやAndroidなど各種スマートフォン向けのアプリがHTML/JavaScript/CSSで開発できます。そしてMacGapも同様のWeb技術でMac OSXアプリが作れてしまいます。


まずベースを作成します。


ビルドしました。MacGapと表示されています。


5秒後にGoogleが表示されました。


Growlによる通知にも対応しています。

自動生成されるHTMLです。

MacGapはシステムのビープ音、別なアプリの起動、ウィンドウの移動や別ウィンドウのオープン、ドックのバッジ操作、音楽の再生、Growl、通知、エベントの取得などがサポートされています。簡単なMac OSXアプリであればMacGapを使って作れそうです。

MacGapはRuby/Objective-C製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

MOONGIFTはこう見る

Web技術を使ってアプリを開発するというのはAdobe AIRに近い概念と言えます。あちらはFlash/ActionScriptベースですが、MacGapはHTML/JavaScriptベースです。Webサイトで提供しているものがそのままローカルのソフトウェアとして動作させられる可能性があります。

もちろん細かい制御においてObjective-Cそのものには敵わないでしょうが、そこまで必要としない簡易的なプロジェクトもたくさんあります。Webとローカルをまた一歩縮める面白いフレームワークで、Windowsなども同様の仕組みが欲しくなります。

maccman/macgap