既存のFlash資産を活かしてHTML5/Unityで使う「LWF」
LWFはFlashファイルからUnity/HTML5で実行できる専用ファイルを生成するソフトウェアです。
従来のモバイル向けゲームはFlash Liteで開発されてきました。しかし時代は変わり、スマートフォン主体になってきています。そのような中で既存の資産を活かすべくFlashをHTML5上で再生できるソフトウェアがLWFです。
リンクをクリックするたびにロゴが追加されます。JavaScriptと連携できるということです。
この手のライブラリは幾つかありますが、ついに大御所のGREEが乗り込んできました。単純にJavaScriptにする訳ではなく、独自のフォーマット*.lwfdataに変換します。これはHTML5の他、Unityにも対応しているとのことです。UIとアニメーション用複数のデータを同時に再生、制御できます。
LWFはHTML5/Unity用、zlib/libpng Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
Flashがスマートフォン向けの開発、サポートを止めるのに合わせて既存の資産をいかに扱うかが問題になっています。考えられる方法は幾つかありますが、Flashは仕様が公開されているので変換するのが最も取りやすい手段になります。サーバサイドで変換してしまえばその後の取り扱いも容易でしょう。
とは言え問題なのはその元になるアニメーションを作成するための効率的なオーサリングツールが存在しないということです。仕様がいかに公開されようともツールがなければ結局のところFlashを使うしかない訳です。最も求められているのはHTML5へ直接出力できるオーサリングツールと言えるでしょう。