PlayAppInstallerはGoogle Playの任意のアプリをインストールしてしまう実証アプリです。

Androidでroot権限を持っていなかったとしても任意のアプリをインストールできるとしたら、それはかなり恐ろしいことかも知れません。それを実証してくれるアプリがPlayAppInstallerです。


まずアプリをインストールします。ネットワーク通信とアカウント、この二つの機能しか要求しません。


アプリを立ち上げました。インストールボタンを押します。


そうするとGoogleへの認証利用が求められます。今回は迷わず許可します。


Google Playに自動アクセスしています。


おっとダウンロードを開始しています。


起動しました。このアプリは自動的にWifi権限を得ています。

PlayAppInstallerの面白いところはWeb版のGoogle Playからアプリをインストールしているという点です。この時にはオンライン上にパーミッションが出る仕組みで初回起動時に何か出る訳ではありません。また、アプリの起動まで自動で出来てしまうのが恐ろしいところです。避ける術としてはGoogleアカウントへのアクセスを与えない、この一点に尽きます。

PlayAppInstallerはAndroid用Java製のオープンソース・ソフトウェア(Apache License 2.0)です。

MOONGIFTはこう見る

Google Playのオンラインでのアプリケーションインストールは便利だなと思っていたのですが意外な落とし穴かも知れません。なおこれはAndroidからの場合ですが、デスクトップのWebブラウザからの場合も考えられるでしょう。一気にダウンロード数を跳ね上がらせることだってできるかも知れません。便利さ故の欠点と言えるかも知れません。

AndroidはiOSにはない自由さ、便利さがある一方で、その結果はユーザの責任としています。日本においてはガラケーで慣れ親しんできた利用者がAndroidを持ち始め、リテラシーがあまり高くないのが実情です。そのような中で自己責任を押し付けるのは難しいかも知れません。利用者が悪いとは知りつつも、それでも防護策を講じるべきでしょう。

virifi/PlayAppInstaller