ターミナルの画面を使ったライブコーディング「ScreenX」
ScreenXはターミナルの画面を多数のクライアントに配信するライブコーディングサポートソフトウェアです。
勉強会やセミナーなどで実際の画面をデモする時があります。大きなモニターに映すのも良いですが、各個人のPCに表示するのも便利です。リモートデスクトップのような仕組みはGUI向けにはあるものの、CUI向けにはなかったように思います。それを可能にするのがScreenXです。
接続しました。Webブラウザのウィンドウですが、ターミナルのようです。
日本語も扱えます。Emacsを閉じた後の表示がちょっと違うかも?
ScreenXはscreenを使ってWebブラウザからターミナルの出力内容を確認できるようにします。そしてその場でチャットをしながら意見を交わせます。ライブコーディングなどで使える、とてもユニークなソフトウェアです。なお起動順番があるようで、失敗するとOS自体がエラーを起こしたのでご注意ください(Mac OSXの場合ですが)。
ScreenXはJava製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
MOONGIFTはこう見る
かつてはリモートデスクトップのようなプロトコルを使ってサーバになるコンピュータにクライアントが接続するのが一般的でしたが、今ではHTTP経由で接続ができるので簡単と言えそうです。さらにテキストであればWebSocketでも容易に扱えますので、ScreenXのようなライブコーディングも手軽と言えます。
プロジェクタを使ってみんなで一つの画面を見るよりも、サーバにつないで手元で見る方が面白いかも知れません。それに遠隔地でも使えるという利点は大きいと思われます。ターミナルに限らず、ライブコーディングできるサービス、ソフトウェアは面白そうです。