なんでまた…。Bashスクリプトで作られたHTTPサーバ「bashttpd」
bashttpdはBashスクリプトで作られたHTTPサーバです。
オープンソース・ソフトウェアの中には時々、なぜこんなことを…と首をかしげてしまうものがあります。bashttpdもその一つと言えそうです。名前の通り、Bashスクリプトで作られたHTTPサーバになります。
GET /index.htmlといった感じでアクセスできます。
コンテンツタイプは対応していませんがHTMLコンテンツを返却できています。
bashttpdはそれ単体では動作せず、socatやnetcatといったコマンドとともに使うことで動作します。今のところセキュリティ的に問題がある(入力値のフィルタリングなどは行っていない)とのことですが、この心意気やよし、といった感じでしょうか。
bashttpdはBashスクリプト製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。
MOONGIFTはこう見る
プログラマーとして注目を集めようと思ったら凄いソフトウェアを作るのが最良です。誰もが作りたいと思っても作れないような、素晴らしいソフトウェアを作る手もありますが、それには時間も工数もかかるでしょう。もう一つの手はなんでだろうと思ってしまうような試みを真剣に行うことです。
bashttpdはどちらかと言えば後者に当たります。少し前に紹介したBash on RailsやIE6 Chatもそう言えるでしょう。しかしそういった試みの中にこそ新しい閃きもあるものです。何より、その目の付け所が秀逸です。