MarkdownとxHTMLの相互入力変換に対応したWYSIWYGエディタ「Itty Editor」
Itty EditorはxHTML、Markdown記法の相互変換ができるWYSIWYGエディタです。
CGMなどでユーザがテキストを入力する際にはWYSIWYGの方が入力しやすいでしょう。しかし慣れてくるとHTMLを使うよりもMarkdownなどを使いたいと思うかも知れません。その両方のニーズに対応できそうなソフトウェアがItty Editorです。
Itty Editorには二つのモードがあります。一つはMarkdownでの入力でもう一つはxHTMLです。xHTMLのモードにしてHTMLコードを貼付けた後、HTMLとMarkdownの相互変換ボタンを押すとMarkdown記法に変換できます(その逆も可)。Markdownにするとプレビューも使えるようになります。記法はあまり多くありませんが、最低限で十分という場合には良いかも知れません。
個人的にはiframeを使わずにテキストエリアタグのまま使えるというのが嬉しいです。その他、無制限のundo/redo、カスタマイズ可能なツールバーが特徴です。
Itty EditorはJavaScript製、New BSD Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
WikipediaでもWYSIWYGエディタを取り入れることで編集者の数を確保しようとしています。スマートフォンでも分かる通り、やはりユーザにとって必要なのは直感的な入力インタフェースです。慣れてくればテキストの方が入力しやすいかも知れませんが、それはごくごく僅かなユーザに他なりません。分かりやすいUIに慣れてしまえばそれはそれで使いやすいはずです。
CGMでは特に使いやすいUIというのがキーになります。そうした意味では既に成功しているCGMの入力インタフェースを真似るというのは良いアイディアかも知れません。ユーザ層によってもどういった入力インタフェースが良いかは異なると思いますが、裾野を広げれば必ずリテラシーの低いユーザにも使ってもらう必要が出てきます。予めそうした層を考慮した仕組みは考えるべきです。