AndroidもFlashをサポートしなくなると発表されて以降、既存のFlashコンテンツを活かす道が模索されるようになっています。今回紹介するSWF2SVGもその一つで、SWFファイルからシェイプデータをSVGとして抜き出してくれるソフトウェアになります。


インストールの確認ダイアログです。


Adobe AIRアプリですが、GUIはありません。珍しいタイプのソフトウェアです。


こんな感じでSWFからSVG画像を抜き出せます。

使い方はとても簡単で、インストールされたSWF2SVGコマンドの引数としてFlashファイルを指定するだけです。そうすればSVGとしてシェイプデータが取得できます。一気に複数ファイル実行することもできます。

SWF2SVGはAdobe AIR用のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。

MOONGIFTはこう見る

このままの流れでいけば、来年にはFlashファイルがそのまま、またはエクスポートしてHTML5上で動くようになるのではないでしょうか。また、Adobe自身もFlash CSにおいてHTML5でのエクスポートを強化してくるでしょう(現状でも対応していますが、まだ一部の機能に限定されるようです)。ActionScriptも適切にサポートされるようになれば、Flash CSはオーサリングツールとして活用されるはずです。

Flashの価値はSWFファイルではなくなるはずです。アニメーションやマウス、キーボード入力によるダイナミックな変化を伴うグラフィックを実現するオーサリングツールになるでしょう。Adobe自身もオープンソース・ソフトウェア界隈もこれから熱くなっていくはずで、非常に楽しみな市場になります。

flying-sheep/SWF2SVG · GitHub