FlashとHTML5で出力できるWebブラウザゲームフレームワーク「Flambe」
FlambeはHaxeを使い、FlashとHTML5での出力に対応したゲームフレームワークです。
Webブラウザ向けゲームというと、Flashがまだまだコンテンツ量が多いです。とはいえ今後はHTML5を使ったものも増えていくでしょう。そこで注目したいのがFlambeです。コンパイルすることでFlashとHTML5両方に対応したゲームが出力できるというフレームワークです。
デモアプリです。FlashとHTML5版が用意されています。
人形が飛び交うデモです。Flash、HTML5ともにFPS 60近い数字を出していました。こちらはFlash版。
FlambeはHaxeを使って作られています。そのため、JavaScriptやFlashへのコンパイルが可能という訳です。サーバサイドのロジックはJavaScriptに変換され、node.jsで動作するようになっています。HTML5の場合はCanvasタグを使い、Flashの場合はStage3Dを使ってゲームを描画する仕組みです。
FlambeはHaxe製、BSD Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
Haxeは個人的にそれほど注目していなかったのですが、一つのコードからJavaScript、Flash、NekoVM、PHP、C++、C#、Java(間もなくサポート)へ変換できるプログラミング言語になっています。iOS、Android、Windows Mobileへの対応もできるようになっています。言語としてはActionScript3に近い文法を備えているとのことです。
クロスプラットフォーム対応とあってゲーム開発で用いられることが多いようですが、FlashとHTML5によってデスクトップをサポートし、さらにiOSとAndroidがサポートできるならば十分と言えるかも知れません。開発もここ数ヶ月で盛り上がっているようなので注目したいフレームワークです。