JS/CSSを自動バージョン管理してキャッシュ効率を高める「gather-css-js」
gather-css-jsはJavaScriptやスタイルシートをまとめた上でキャッシュさせるライブラリです。
Webサーバの負荷を下げるためにキャッシュを使うのは効果的です。しかしあまり長い間キャッシュを使うようにすると実ファイルを更新してもいつまでもキャッシュを使うようになってしまいます。そこで使ってみたいのがgather-css-jsです。
CSSを更新しました。vの値が更新されています。これでキャッシュが更新されます。
使い方です。PHPを使ってファイルを読み込み、結果として更新日時のタイムスタンプが返ってきます。
gather-css-jsが行っているのはRailsがサポートしているキャッシュ方式に近いものです。vに更新日時を入れることでファイルが更新されればパラメータの値が変わってキャッシュがリフレッシュされます。また複数のファイルをまとめて一つにしてくれるのでコネクション数を減らすという意味でも効果的です。
gather-css-jsはPHP製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。
MOONGIFTはこう見る
Webサイトはクライアント/サーバモデルの典型例と言えます。Webブラウザ側は受け取った内容をレンダリングするのみで、クライアントから送られてきたデータをサーバ側で集中的に処理しなければなりません(JavaScriptの発展によって徐々に状況は変わってきていますが)。
そのためサーバ側の負荷を下げられれば接続するクライアント全体の利用環境改善につながります。積極的に押し進めるべきでしょう。キャッシュ、圧縮、DBのチューニング、Webサーバ自体を変えるなどなど取れる施策は色々あります。利用者にストレスを与えないためにも定期的に実施していくべきでしょう。