crocos-jsはFacebookアプリを作るのに必要な技術を盛り込んだライブラリです。

Facebookの成長を牽引した要因の一つはアプリでしょう。ゲームが中心ではありますが、Facebookページに埋め込むタイプのアプリも多数あります。そんなFacebookアプリを作るのに便利なライブラリがcrocos-jsです。


こちらは普通にHTMLを表示したところ。html.self-frameが定義されています。


こちらはiframeの中に表示したところ。html.in-frameが定義されています。これは良い!


fbxを使った表示にも対応しています。数字の6という部分がそうです。

crocos-jsはCrocosが自社のFacebookアプリを開発してきた中で培われてきたノウハウを盛り込んだライブラリです。iframeか否か判断する、FBオブジェクトが初期化された後に任意のコードを実行する、キャッシュ処理、fbx対応ライブラリがあります。さらに改行をbrにする、文字を指定数で区切る、リダイレクト処理を行うといった汎用的ライブラリも含まれています。

crocos-jsはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

筆者自身、複数のFBアプリを開発したり企業向けに提供したりしているので、このライブラリが多いに役立つのが分かります。まさにノウハウをそのまま提供していると言っても過言ではないでしょう。利用範囲はおそらくFacebookアプリに限定されると思いますが、便利なのは間違いありません。

他社向けにシステムを提供しているとコードを公開するのは難しいですが、自社向けの開発であればその判断は企業内だけでできます。各種オープンソースを使わないとシステム開発が成り立たないとさえ言える現在、自社の技術ノウハウをオープンソースという形で還元するのはいかがでしょう。

crocos/crocos-js