コマンドプロンプトに足らない機能を追加「Clink」
ClinkはWindows標準のコマンドプロンプトを機能強化するソフトウェアです。
Windowsの操作は殆どがマウスとキーボードでできますが、プログラマーは大抵コマンドプロンプトを使う事になるでしょう。そんな時、あの使い勝手の悪い操作性にがっかりするはずです。そこで使ってみたいのがコマンドプロンプトの機能追加版であるClinkです。
ClinkはReadlineを使っているのでキーボードショートカットも使えます。パスの補完入力にTabキーを使えますが、空白がある時にうまく次につながらないようです。その他コピー&ペーストやUndo/Redoもできます。コマンド入力ヒストリーに対応し、検索もできます。さらにLuaを使ってスクリプトを組む機能もあります。
ClinkはWindows用MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
GUIがCUIの全ての機能をサポートしていれば良いのですが、実際にはそのようなことはありません。また、自動化をしようと思ったならば必然的に画面がない状態で処理が行えるようになっていなければなりません。全てをGUIでやろうとするのではなく、CUIの使い勝手を向上させる方が効率的です。
WindowsでもPowerShellをはじめとしてコマンドプロンプトを強化する動きはあるものの、LinuxやMac OSXに比べると貧弱なのは否めません。ここが改善しなければWindowsがサーバ環境においてシェアを伸ばすことはほぼないでしょう。