webimageはコマンドラインでWebKitベースのWebブラウザサムネイルを作成するソフトウェアです。

Webサイトのサムネイル画像生成サービスは多数あります。しかしサービスによってWebブラウザの種類が決まっています。Geckoエンジンを使ったものが多いですが、WebKitを使って取得するサービスを構築するなら使ってみたいのがwebimageです。


デモサービスを通じて生成された画像です。ページ全体がキャプチャされています。


日本語がトウフになってしまっていますが、JavaScriptが解釈された点は評価できます。

利点、欠点の双方がありそうですがこの手のシステムでは総じてセキュリティ上の理由からJavaScriptやFlashがオフにされているのが一般的です。しかしwebimageを通じて作成した画像はJavaScriptが評価されているので、Webアプリケーションのスクリーンショットもきちんと取れそうです。日本語の問題はフォントなどが原因と思われるので解決できるのではないでしょうか。

webimageはC++製、GPL v3のオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

Webサイトのサムネイルを取得する機会はとても多いのですが、大抵はOSのスクリーンショット機能を使っています。オンラインで公開する場合はハートレイルズキャプチャを使っています。いずれにしてもこの手のソフトウェアのニーズは常に存在しています。

次に必要だと思うのはサムネイルではなく、そのURLにおけるメインとおぼしき画像のピックアップではないでしょうか。Facebookのリンクシェアでもサムネイルではなくメイン画像を使っています。Open Graphを使っても良いですし、独自のアルゴリズムと組み合わせてみるのも面白そうです。

The Website preview generation tool

raphaelcruzeiro/webimage