Firefox上でWebM、OGGフォーマットの動画に変換「Firefogg」
FirefoggはFirefox上で動画をOggフォーマットに変換するFirefoxアドオンです。
HTML5の時代になりvideoタグが登場しました。共通のフォーマットは決まっていないため、普及も進んではいませんが幾つかメインとなりえるフォーマットは存在します。その一つがOggです。OggはオープンソースなマルチメディアコンテナフォーマットであるためFirefoxなどが率先してサポートしています。そんなOggやWebMフォーマットへFirefox上で変換するソフトウェアがFirefoggです。
インストールします。FirefoxはOggの魚を食べています。
Firefoggを使えばFirefox上で動画ファイルを変換し、その後データをポストするといったこともできます。APIも充実しており、JavaScriptから制御できるのは魅力的です。
FirefoggはFirefox用、GPL v3のオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
動画フォーマットとしてはMPEG4をApple(Safari)やMicrosoft(IE)が推し、GoogleがWebMを、FirefoxがOggを推しています。MPEG4は権利が絡むものであるため、AppleやMicrosoftが請求するつもりはないと言いつつも方針転換するリスクを考えるとオープンソース系のWebブラウザでは採用は難しいでしょう。
あるとすればプラグインやアドオンとして提供する形になると考えられます。その普及が進めばMPEG4がデファクトになるでしょう。WebMはMPEG4の特許を侵害している可能性もあり、採用もあまり広まっていません。最も有力なのは(しかし完全に採用には至れないのが)MPEG4であると言えるでしょう。