レガシーなブラウザにも高度なグラフィックを。JavaScriptによるOpenGL実装「JSGL」
JSGLはJavaScriptによるOpenGL実装です。
HTML5の新機能の一つにWebGLがあります。しかしまだまだ最近のWebブラウザでしか実装されていない機能になります。そこでWebGLに対応していないWebブラウザに対して3Dモデリングを行うライブラリがJSGLです。JavaScriptを使ってOpenGLを実装しています。
デモです。オブジェクトが回転しています。FPSはかなり高い数値が出ています。
実装サンプルです。コードはかなり分かりやすいのではないでしょうか。
JSGLには多彩なAPIが作られており、細かくモデリングができるようになっています。元々はJSOS向けのグラフィックスAPIとして開発されているとのことです。
JSGLはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアになります。
MOONGIFTはこう見る
JSGLのAPIはWebGLとの互換性はないようですが、HTML5とHTML4をつなぐ技術はニーズがとても高まっています。HTML5を導入したくともレガシーなブラウザシェアが邪魔をしている場合、こういったブリッジライブラリを使うことで双方に変わらない機能が提供できるようになります。
HTML5の新しい機能、設定を見たらそれをHTML4の技術でいかに実装するかを考えてみると面白いかも知れません。それを積み重ねてナレッジ化すれば、HTML4のブラウザを含めてHTML5の先進的技術を使って優れたサービスが提供できるようになるでしょう。