スマートフォン、タブレット向けWebアプリ用フレームワーク「Mobello」
MobelloはiOSやAndroidに対応したモバイルWebアプリフレームワークです。
スマートフォンやタブレット向けのサービスを提供する際にはネイティブアプリとして開発するか、Webアプリとして開発するかと言った選択肢があります。今回紹介するMobelloはWebアプリ側のフレームワークですが、これまでにないほどネイティブに近い機能を提供しています。
デモアプリです。まるでiOSのホーム画面のようです。まずはホーム画面にアイコンを追加します。
こちらがホーム画面から立ち上げたところ。
セッティングアプリです。
テーマを変更できます。
リポジトリ。いわゆるApp Storeのようなアプリになっています。
インストールします。Webアプリなのでダウンロードは不要です。
インストールされました。
こちらはウィジェットのデモです。
ローディングアイコンのデモ。
ツールバーのデモ。
各種ボタン。
スイッチ。
セグメントボタン。
システムダイアログ。
グループテーブル。
テーブル。
株価アプリのデモ。
マップアプリ。
Flickrアプリ。
こんな感じでタスク切り替えもサポート。
複数表示もできます。
Mobelloはフレームワークであると同時にEclipseベースのStudioを使って効率的に開発できるようになっています。HTML5を使っていますので純粋にWebアプリケーション開発のために使ってみても良さそうです。
MobelloはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア（LGPL）です。
MOONGIFTはこう見る
スマートフォンやタブレットに求められるのはWebサービスよりもWebアプリケーションに近い機能とデザインかもしれません。Webサイトの場合、ユニークなURLを持ってリンクをクリックして遷移というパターンが多いですが、スマートフォン専用のクローラーというのは現状ではなく、かつ個別ページでブックマークする習慣もないのでそういったデスクトップの文化は気にする必要がありません。
むしろAjaxやJavaScriptを駆使してデータの転送量を減らし、高速に利用できるようにすべきです。ネイティブアプリに比べると出来ることが少なく感じられるWebアプリケーションですが、それでも徐々に進化しています。Mobelloを使えばよりリッチなUIのWebアプリが素早く構築できそうです。