Herokuでの運用も可能なRails製CMS「Locomotive CMS」
Locomotive CMSはRuby on Railsに組み込んで使えるCMSです。
Webサイトの基本はページなどのコンテンツを管理する所にあります。今回紹介するLocomotive CMSはRuby on Rails向けに作られたCMSで、Rubygemsを使って組み込んで使うタイプになっています。
インストールします。Rails 3.2.3に対応しています。
Slugを設定して、そのパスにアクセスできるようになります。
スニペットや画像、フォントなどメディアごとにテーマが指定できます。
特徴としてはカスタマイズできるコンテンツタイプ設定、マルチサイト対応、インラインエディット、国際化対応、RESTful API、Heroku+Amazon S3+MongoHQといったクラウドサービスを駆使して運用が可能などがあります。MySQLは使わずMongoDBを使っているのがユニークです。
Locomotive CMSはRuby/Ruby on Rails製MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
CMSというとWordPressやXoops、PukiWikiといったようなオールインワンでインストールすればすぐに使えるタイプが思い当たりますが、Locomotive CMSの場合は管理画面こそ見栄えはいいもののユーザ向け画面は簡素でありそのまますぐに使えるレベルではありません。
そういったCMSの場合、カスタマイズ前提として利用するのが便利そうです。つまり既存のシステム内に組み込むのに向いています。データの取得方法が分かれば、既存サイトの一部のコンテンツを組み替えたりするのに使えそうです。そういった小さなコンテンツを管理するのもCMSの一つの形と言えるでしょう。