picture-tubeはターミナル上に画像を表示するソフトウェアです。

今年になってくらいからコンソールで無茶をするプロジェクトを多数見かけるようになってきました。何かに取り憑かれているのでしょうか。という訳で今回はターミナルで画像を表示するpicture-tubeを紹介します。


インストールします。npmで一発です。


実行しました。なんか…すごいです。


MOONGIFTでも実行。うん、それっぽい。


ヘルプです。colsで幅を変えられます。


つまりこういうことです。広げるとより細かく表現できるようになります。


カラーにだって対応しています。

やっていることはpng-jsというnode.js向けの画像解析ライブラリを使ってPNG画像を読み込み(そのため使える画像フォーマットはPNGのみです)、その色をターミナル上で再現しているというやり方です。そこにどんな意味があるのか、と聞くのは野暮でしょう。技術的にはチャレンジングで面白いです。

picture-tubeはnode.js/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

GUIがもてはやされ、次にWebに人気が集まる中、CUIに原点回帰する動きがあります。リッチなWebアプリケーションが増える中、未だにテキストオンリーのシンプルなWebサイトに人気が集まったりします。テキストだけなど出来ることを制限すると創意工夫して実現しようとする動きが出てくるのでしょう。

その意味ではリッチになればなるほど、思考力は落ちてしまうのかも知れません。昔は気にしたHDDやメモリといったリソースも今では殆ど気にしなくなってきました。CPUの0.2GHzの違いも意識されることはありません。いっそ縛りを強くして改善する方が思いもしなかったやり方を見いだせるのかも知れません。

via picture-tube - Render images in the terminal - The Changelog - Open Source moves fast. Keep up.

substack/picture-tube