こんなことまで。HTML5による動画チャットや通話を可能にする「sipML5」
sipML5はHTML5で実装されたSIPクライアントです。
インターネット電話というとSkypeやLINEが有名ですが、IP電話もまたインターネットを使った電話システムです。そこで使われているSIPをHTML5でサポートしたのがsipML5です。
利用に際してはMediaStream(WebRTC)を有効にする必要があります。
sipML5は任意のSIPサーバに接続し、動画や音声通話が楽しめるようになります。これまで同様の機能を実現するにはFlashの力を使わざるを得なかったのですが…すごい時代になったものです。
sipML5はHTML5/JavaScript製、GPL v3のオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
sipML5で使われているのはWebRTCというWebでリアルタイム通信を可能にする技術になります。Web Socketがデータの相互完全性を保証するのに対してWebRTCの場合はデータの多少の欠損は許容します。従って時々止まったりするビデオチャットに合っていると言えそうです。
HTMLの描画やテキストチャットのようなデータが欠損すると分からない状態になってしまうものについてはWeb Socketを使うべきですが、要は使い分けと言えるかも知れません。UStreamなどに代表されるサービスであればWebRTCへ切り替えることもできるでしょう。
sipML5 - The world’s first open source HTML5 SIP client
sipml5 - The world’s first HTML5 SIP client - Google Project Hosting