Markdown/textileからePubファイルを生成「md2epub」
md2epubはMarkdownやtextileといった記法からePubファイルを生成するRubyスクリプトです。
電子書籍を作成するのは大変と思われがちですが、テキストファイルからコンバートしてくれるmd2epubを使えばごくごく簡単にePubファイルを作成できます。対応フォーマットはMarkdownまたはtextileとなっています。
インストールします。RubyGemsではありませんのでご注意を。
Markdownやtextile形式のファイルが入ったフォルダを指定して実行します。
こちらはそのePubファイル。題名などは設定で指定できます。
きちんと読めます。画像がリモート指定の場合、きちんと取り込んだ上で表示してくれる機能があります。
ePubファイルのメタデータは設定ファイルから読み取るので必要があれば修正すれば良いだけです。またePubフォーマットにおけるテンプレートやスタイルシートも自由にカスタマイズができるようになっています。
md2epubはRuby製、LGPLのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
テキストファイルを他のデバイスでも閲覧したいと考える場合、これまではPDFを使うのが一般的でした。ですがPDFの場合日本語処理において文字化けてしまうものが多く、使い勝手がいまいちでした。ePubの場合ベースがHTMLにあり、かつUTF-8が問題なく扱えるので日本語についても安心できるのが利点と言えるでしょう。
後はオンラインのコンテンツとしてMarkdownなどの記法がさらに広がってくれれば良いだけです。Markdownを使ったWikiエンジンであれば、その内容をePubにダウンロードするといった機能も簡単に作れそうです。Markdownなどの統一された記法を導入しておくことでそういったメリットも生まれるでしょう。