Pot.jsはJavaScriptで感じる物足りなさを補完する汎用的ユーティリティです。

JavaScriptを素のままで使うケースは減っています。jQueryやMootoolsをいったライブラリを使うケースが多いのですが、そうしたライブラリとも組み合わせて使える汎用的ユーティリティライブラリがPot.jsです。


デモはこのコンソールに出ているものになります。

そのコード。

Pot.jsは実に数多くの機能があります。まずforEach、filter、map、reduce、zip、repeat、someといったイテレートがあります。動作はチェインで可能です。また非同期処理中における例外処理をキャッチできます。speedメソッドによって処理速度を遅くしたりもできます。

ループ処理におけるCPU負荷を軽減させることができ、既存の負荷が高いループ処理をPot.jsを使って置き換えることで負荷を軽減させられるようになります。その他、文字列操作やシグナル/イベント処理、Web Workersを扱いやすくする、日時操作、Crypt、URIに関する処理、シリアライズなど実に多様な機能が備わっています。

Pot.jsはJavaScript製、GPL/MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

JavaScriptを使っていると「こうなっていると良いのに…」と感じることが多々あります。そうした補強を行うのにjQueryは便利ですが、それでも足りないケースもあります。そうしたちょっとした手の足りなさを一気に補強してくれるライブラリと言えます。

JavaScriptに元々そうした機能が備わっていればPot.jsの出番はなかったかも知れません。が、JavaScriptの言語仕様として込み入ったことはしないのでしょう。それだけにライブラリの開発が人気を集める傾向にあります。既に大手のライブラリがある状況ですが、それでもまだまだ求められている機能は多そうです。

Pot.js + PotLite.js - Document and Reference - JavaScript Async + String Utility Library

polygonplanet/Pot.js