CrypTweetはツイートを暗号化して送信し、秘密鍵を使って復号化して読むソフトウェアです。

TwitterではOAuthを認証を取ればダイレクトメッセージなども読めるようになります。しかしどうしても人にツイートを読ませたくない、そう考える方はCrypTweetを使って秘密のメッセージを飛ばしましょう。


最初に認証を行います。これはCUIで行います。


次にRSAの鍵を生成します。


さらに4つのパスワードを作成します。


終わったらサーバを立ち上げます。


メッセージを作成します。


鍵を生成したユーザでないと送信できません。


メッセージを作成します。


送信しました。


次に読みます。パスワードを入力します。


見事読めました!

CrypTweetはツイートを暗号化し、複数ツイートに分けて発信します。それをCrypTweetを使って解読することで読めるようにする仕組みです。つまり送信側、受信側ともにCrypTweetに登録している必要があります。そこまでしてTwitterを使いたいか…という気もしますが面白いソフトウェアです。

CrypTweetはPython製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

MOONGIFTはこう見る

メールでもGPGをはじめとして暗号化する技術が存在しますがなかなか普及しません。その割にメール本文にパスワードや機密データをつけて送られるケースも多く、かつ送信先を間違えると言った事態もよくあります。せめて社内メールくらいは暗号化されているべきかも知れません。

CrypTweetは4つのパスワードを入力するという手間があまりに大きいのですが、鍵を使っている分安心して送受信ができます。Twitterとセキュアという組み合わせは何とも言えませんが、万一間違ったツイートをしたとしても読まれることのない、面白いソフトウェアです。

CrypTweet: Experimental Twitter Encryption