Google Apps ManagerはコマンドラインでGoogle Appsの設定を変更できるソフトウェアです。

Google Appsを使って企業内のメールや情報共有を行っている企業のシステム担当者にお勧めなのがGoogle Apps Managerです。コマンドラインでGoogle Appsの管理ができます。


コマンドヘルプです。


まず設定を行います。公式サイトのWikiに書かれている手順に従ってOAuthを取得します。


シークレットキーを設定します。


権限を付与するスコープを設定します。


メール設定をつけました。全てのスコープを有効にすることもできます。


実行するとWebブラウザが開くので、OAuthを承諾します。

Google Apps ManagerではロゴをダウンロードしたりSSOの設定変更、ユーザアカウントの作成、設定など実に多様な処理をコマンドラインだけで実行できます。処理はバルクでも実行できます。現在登録されているデータをCSVでダウンロードする機能もあります。

Google Apps ManagerはPython製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

一人、二人の操作であればともかく人の出入りや移動が激しい企業においてはその都度Webブラウザ上で入力というのは手間がかかりすぎます。一度作成してしまえば済むのであればどんどんシステム化していくべきでしょう。そうすることで事前準備が一瞬で終わるようになりますし、その手順などもコードを見れば分かるようになってノウハウも共有されます。

筆者が以前企業に勤めていた際にはそのようにしてほぼコマンドだけでユーザの作成や設定が終わるようにしていました。スクレイピングなども使っていましたが、同じ操作を繰り返すのは退屈ですし、ミスも生まれやすくなります。システム管理者こそ率先して開発を行っていくべきです。

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