WebSocket client for Titanium MobileはTitanium MobileでWebViewを使わずにWebSocketを直接扱えるようにするライブラリです。

Webブラウザでリアルタイムにメッセージを交換したいならば使ってみたいのがWebSocketです。そんなWebSocketを使う場合、Webブラウザ(またはコンポーネント)を使いますが、直接扱ってしまおうというのがWebSocket client for Titanium Mobileです。Titanium開発者は必見です。


まずサーバを立ち上げます。サンプルサーバが付属していますのでそれを使います。


ついでサンプルのiPhoneクライアントを立ち上げます。


コネクトを実行するとサーバ側で接続が確認できます。


メッセージを飛ばせば表示されます。


iPhone側ではこんな感じに表示されます。


切断しました。

通常、WebSocketを使う場合にはWebViewを介して利用するかと思いますが、それをあえて直接Titaniumからつなげられるのが魅力です。チャットやコラボレーション系アプリがより分かりやすい形でコーディングできるのではないでしょうか。

WebSocket client for Titanium MobileはJavaScript/Titanium製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

WebSocketはHTML5をサポートしているWebブラウザで大抵利用できるようになっており、Webブラウザでソケット通信を行うのに最適なプロトコルです。それをWebだけで使うのは非常に勿体ないことです。WebView以外からも使えれば、さらに活用法が見いだせそうです。

WebSocket client for Titanium Mobileを使えばデスクトップのWebブラウザとメッセージを交換したり、同期させるのも容易になります。色々な場面で使えそうな、面白いソフトウェアです。

masuidrive/ti-websocket-client - GitHub