viライクなキーバインドの二画面ファイラー「Vifm」
Vifmはviライクなキーバインドで操作できる二画面ファイラーです。
コンピュータ上でファイル操作を行うのが当たり前だけに使い勝手の良いファイラーがあれば生産性は向上するかも知れません。もしviやVimが好きな人であればVifmを使ってみましょう。viライクなキーバインドで動作するファイラーです。
ファイルを選択してコピーしたり移動できるほか、コマンドを使ってファイル操作も可能です。例えば:viewコマンドを使うとテキストファイルの内容が閲覧できます。その他使えるのはrename/move/copy/delete/permissions change/group change/chmodなどとなっています。UTF-8をサポートしているので日本語も表示できます。FUSEファイルシステムをサポートしていたり、カラーテーマをサポートしていたりとなかなかマニアックなファイラーになっています。その他、拡張は.vimrcを使って可能です。
VifmはWindowsとLinux用、GPLのオープンソース・ソフトウェアになります。
MOONGIFTはこう見る
Vifmは決してメジャーなファイラーにはなれないでしょう。ファイルマネージャは世の中にたくさんありますが、エクスプローラやFinderの利用者が殆どと思われます。長い間大きな進化をしていない分野と思われますが、慣れは大きなポイントなのかも知れません。
とはいえ決してメジャーになるつもりがなければ、小さなグループ向けにニッチなファイラーの狙う隙は多いのも確かです。商用では難しいであろう小さな市場もオープンソース・ソフトウェアにとっては魅力的なブルーオーシャンになりえます。こうした分野にこそ積極的になるべきでしょう。